「誰がどれくらい?」法定相続分をやさしく解説

大切なご家族とのお別れのあと。心がまだ悲しみでいっぱいの中でも、財産をどう分けるか話し合う時期がやってきます。
「誰がどれくらい受け取るのが正解なんだろう?」
「話し合いで揉めてしまったらどうしよう…」
ご家族の絆を大切に想うからこそ、悩んでしまうのは自然なことです。今日は、そんな話し合いの道しるべになるお話をします。

法律が用意してくれた「分け方の目安」
相続の場面でよく耳にする「法定相続分」という言葉。漢字が並んでいて、難しそうに感じますよね。
これは簡単に言うと、「財産を分けるときの目安として法律が定めた割合」のことです。ご家族みんなで話し合うとき、「迷ったらこの割合を参考に」という、ひとつの指針だと考えてみてください。
円グラフで見ると、意外とシンプルです
文章で読むと複雑に感じる割合も、ピザやケーキを切り分けるように円グラフで見るとシンプルに整理できます。家族構成によって、主に3つのパターンに分かれます。
1.配偶者とお子様で分ける場合

それぞれ2分の1ずつ。お子様が2人以上いる場合は、その半分をさらに均等に分けます。
2.配偶者と親御さんで分ける場合

配偶者が3分の2、親御さんが3分の1。これからの生活を支える配偶者を、やや手厚く守る形になっています。
3.配偶者とご兄弟で分ける場合

配偶者が4分の3、ご兄弟が4分の1。大半を配偶者が受け取りつつ、ご兄弟にも権利が認められています。
ひとつ大切なことをお伝えすると、この割合は「必ずこの通りに分けなければならない」というものではありません。
一番大切なのは、ご家族の「これから」
ご家族みんなが「これでいいね」と納得できれば、法定相続分とは異なる分け方をしても問題ありません。法律の数字よりも大切なのは、残されたご家族の絆と、これからの人生です。
法定相続分は、話し合いをスムーズに進めるための「ひとつの目安」として、頭の片隅に置いておいてください。
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